ベルサイユオブザデッド

ベルサイユオブザデッド

 

マリ・アントワネットの身代わりに生きる男の物語

ある日アントワネットを乗せた馬車が誰かに襲われる

襲撃犯は生きているものではなく、ゾンビのような姿だった・・

 

 

人妻

 

ネタバレもありますので先に試し読みをしたい方はこちら。

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ベルサイユオブザデッドのネタバレ

 

その日オーストリアの皇女マリ・アントワネットはフランスとの外交戦略として、

フランスに嫁ぐために、オーストリアとフランスの国境付近にいた。

馬車での移動はなかなかきついものがあるが、

それでもこの時代にはこれが最速の乗り物であった。

 

 

 

この馬車に乗る人物は2人、

マリ・アントワネット、そしてもう一人は双子の弟アルベール。

 

 

 

アルベールは生まれつき失語症を患っており話すことができない。

その為アントワネットが表情を読み、代わりに言葉を伝えてきた。

 

 

 

「仕方ないでしょアルベール。

あなたには私がいないとダメなんだから。

それともあなたは私がいなくなったオーストリアで疎まれながら生きていきたかった?

まあフランスへついてもどうなるかわからないけど。

何だが天気が悪いわ・・・こんな日に嫁入りなんて・・・」

 

 

 

馬車がフランスに入国した頃、

突如として空が暗くなり、雨も降っていないのに嫌な湿気があたりを包んだ。

どんよりとした空気が場を支配する、

到底嫁入りに行くような天気ではないことは確かだ。

 

 

 

ドガ!!!

 

 

 

突如として馬車が横転する。

アントワネットとアルベールの体は宙に放り出され、

体の節々を馬車内の至る所にぶつけた。

 

 

 

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン

 

ベルサイユオブザデッド

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かなりの時間複数の人物が馬車を叩いている。

誰かは分からないが、確実に人間の手のひらで叩いているようだ。

やがて音も止み、アルベールがひっそりと横転した馬車のドアを開け周囲を確認する。

するとそこには誰もおらず、あたりには濃い霧がかかっていた。

 

 

 

そして霧の向こうに、ふと人影が見えた・・・

その人影は複数人おり、想像以上に早くこちらへ向かってくる。

そしてアルベールが一瞬まばたきしたその瞬間に、

その人影の姿がはっきり確認できる距離まで近づいていた。

 

 

 

皮膚が焼け落ち半ば骨や筋肉が見えているもの、

目玉が半分なくなり、口から黒いものが垂れているもの、

そのものたちの姿はどこからどう見てもゾンビにしか見えなかった。

 

 

 

アルベールは危機一髪のところでゾンビの群れから逃げ出し、

馬車から離れたところに逃げ出した。

そして彼が振り向いたその瞬間、ゾンビが馬車に群がっていた。

姉アントワネットと目が合った。

 

 

 

彼女の目は恐怖に打ちひしがれ、

自分が助かる見込みのない事を理解した絶望に満ちていた。

 

 

 

ゾンビの群れはどんどん数を増し、

アルベールは馬車の従者の死体の側にあった剣を拾い、

その場から脱出を試みるのであった。

しかし逃げても逃げてもゾンビの群れは数を増す。

 

 

 

この森はどうなってる?フランスとの国境周辺なはずだ。

何でこんなに・・・

 

 

 

そして遂に、アルベールもゾンビの手に落ち、

10体ほどがアルベールに群がり、その体に噛み付く。

 

 

 

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死体の中に混じって一つ、高貴な服をまとった貴族の死体。

その死体を見下ろしながら語りかける一羽のフクロウ。

 

 

 

「哀れなニンゲンよ。

お前はひどいニンゲンだ、己の半身を見捨てた気分はどうだ?

どうだ?つかの間の自由は楽しんだか?

まあ、そんな時間はないか・・・

お前のようなニンゲンが死ぬのはつまらぬぞ」

 

 

 

・・・

 

 

 

マリ・アントワネット及びアルベールの乗る馬車が襲撃された事件はフランス政府の知るところとなり、

利権の絡んだ宮廷の中にはむしろこの事件を喜ぶものもいた。

しかし表向き喜ぶことはできず、一様に救援隊の派遣について作戦をねっていた。

 

 

 

そして王国に向かって走る一台の馬車が見える。

馬を繰っているのは血まみれのドレスに身を包んだ一人の少女。

そのドレスも貴族のものであり、何故血だらけかも分からない。

 

 

 

少女は高貴な身分には間違いないが、

彼女の乗っている馬車はボロボロでとても貴族が乗るものではない。

 

 

 

「お、お助けを・・・」

 

 

 

そう言ってその場に倒れ込む少女の顔を、

そこにいる誰もが知っていた。

 

 

 

「その顔、もしやアントワネット様?」

 

 

 

ゾンビに食べられたはずのマリ・アントワネットは、

単身こ汚い馬車に乗りフランスの宮廷まで落ち延びた。

「皆、死人のようなものに襲われ・・・」という言葉を残して。

 

 

 

彼女は一体何に襲われたのか・・・

彼女がアントワネットだとしたらゾンビに食べられたのは誰なのか?

フランスとオーストリアの利害関係はいかなるものか?

アルベールは本当に死んだのか・・・

 

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