傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲

グレゴリウス1世が定めた7つの欲望や負の感情

それぞれの感情を兼ね備えた魔王が今、地上へ降り立つ!

 

人妻

 

ネタバレもありますので先に試し読みをしたい方はこちら。

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sin七つの大罪ネタバレ

古来よりは人類は過ちを繰り返してきた。

それは歴史を見れば明らかであるが、現在でもその過ちを繰り返す。

人間は歴史に学ばない生き物なのだ・・・

 

 

6世紀のはじめ、グレゴリウス1世が定めた「七つの大罪」というものがある。

これは人間が罪を犯す際に持ちうる欲望や負の感情の総称である。

誰しもがこれらの感情は持ちうるものであるが、

特に強い感情を持つものが時として人間界で罪を犯すのである。

 

 

そして、七つの感情にはそれぞれ悪魔がおり、

傲慢の悪魔、嫉妬の悪魔、憤怒の悪魔・・・といったように、

それぞれがそれぞれの感情が強い人間を探し求めている。

今日人間界に降り立ったのは嫉妬の悪魔レヴィアタン。

 

 

かねてより監視していた嫉妬心の強い人間がおり、

彼女の嫉妬心が最近一気に急上昇しているのを見て

このチャンスに一気に嫉妬心を高めるためにこの場に降り立ったのである・・・

 

 

・・・

 

「こんにゃくプロダクションの黒井りえです。

よろしくお願いします。」

 

 

黒井りえは少し前に人気アニメのヒロインの役を務めた大声優であり、

声優に詳しい人間であれば誰しもが知っている人物である。

しかし以前にヒロインの役を射止めてから、ヒロイン役は努めておらず、

静かに人気が低迷しかけている声優でもある。

 

 

とはいえ『たゆたわ』でヒロインを務めるに至ったその実力は高く、

オーディション運営側も流石だと言わんばかりにうなずきながら聞いていた。

りえの出番は拍手喝采の中終了した。

この分だとおそらくはりえに役がくだされるだろう・・・

 

 

「つみれ事務所の白木ましろです!よろしくお願いしまっす!」

「いいねえましろちゃん!若いのに実力派で、

現役高校生とは思えないほどいいアニメ声だよ!

まだまだこれから伸びてくる人材だな!」

「人気投票もかなり順位上だったしな!」

 

 

りえは最近人気急上昇中の新人声優・白木ましろにジェラシーを感じていた。

『たゆたわ』以降ろくな役についておらず、

過去に二回、オーディションにてヒロインの座を白木ましろに奪われていた。

 

 

りえは元大声優として見られている気がしてしまい、

どうしてもましろと面と向かって話すことは苦手だった。

 

 

「こいつさえいなければいつまでも私の天下だったのに・・

何でこんなやつに私は負けているの?若いってだけじゃない!」

 

 

こうして黒井りえの嫉妬心は魔界にまで届き、

その電波を嫉妬の悪魔レヴィアタンにキャッチされ、

りえの嫉妬心の高まりは常にレヴィアタンに監視されていたのである。

そしてこのオーディションの日に、ついに嫉妬心は最高潮を迎えた・・・

 

 

・・・

 

 

あなた最近ヒロイン取れてないじゃない

今の若い子もみんな上手いんだから負けてちゃダメよ

今度は絶対に主役取りに行きなさい!

 

 

担当の声が頭のなかに鳴り響く。

主役取りに行きなさいって?そんなことわかってる。

というかそれしか考えてない

なのになぜかいつもあいつが主役に決まってしまう・・・

どうして?どうしてどうしてどうしてどうしてどうして?

 

 

・・・

 

 

ガチャ・・・

 

 

もやもやする気持ちを抑えて自室のドアを開けると・・・

 

 

 

「おかえりー!」

 

 

 

ひとり暮らしのりえの部屋から何者かの声がした。

その声には全く聞き覚えがなく、しかし危険な感じはしなかった。

見ると、角が2本生えた今時のギャル服を着た女性が立っていた。

 

 

 

「すみません、部屋を間違えました。」

 

 

 

イライラしすぎて部屋を間違えてしまったのだ

そう思って部屋を出ようとすると、

 

 

 

「あっケーキとお酒入ってる!ちょーだーい!」

 

 

 

昨日ケーキとお酒を買ってきたことを思い出し、

ここが自分の部屋であることを思い出しとどまった。

そして、誰だこの女・・・?

 

 

 

「私はレヴィアタン。嫉妬の悪魔だよ♪

七つの大罪って知ってるでしょ?アレの悪魔です!

そして人間界に降りてきて、嫉妬心の強い人間を私に従わせに来たの!」

「はあ・・・」

「信じてないでしょー?

でもあんた、このままだと、あの女に主役取られちゃうよ?」

 

 

 

その言葉を聞いた大声優・黒井りえははっとした。

こいつ、本当に悪魔なんだ・・・

そして今日のオーディションでの気持ちが再燃してきた。

 

 

 

全身の体温が上がり手には汗をかいているのを感じる

そして心臓のあたりがいやにもやもやする・・・

 

 

 

「白木さんにはこれまでに2本主役を取られてる。

次は絶対負けられないのよ」

「これ以上惨めな思いしたくないんでしょ?

だったら私を信じてレヴィ様って呼んで?そして信者を集めて?」

「わ、わかったよ・・・レヴィ‥・様」

 

 

こうして悪魔と契約を結んでしまった大声優・黒井りえ。

嫉妬の悪魔の力を借りて、彼女の人生はどのように変わるのだろうか・・・

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