橋本への復讐が済み、以前のような怒号が飛び交うことはなくなった

代理で古武部長が職場に顔を出すようになった。

古武部長の息子の古武一也は今日も仕事をしない・・・

バカ息子古武一也

「斎藤~あしたまでにこれやっといて~」

ほとんど白紙の書類を斎藤の机にひらひらと落とし、そして携帯ゲームに目を落とす古武。渡された書類に目を通す斎藤。

 

「はあああああ!?古武さん、これ見出ししかかいてないじゃないですか!今日一日何やってたんですか!」

「うるせえなあ!お前がチームリーダーになってからこっちは仕事が増えて大変なんだよ!」

 

古武一也は父がこの会社で部長をしているからというコネ入社。仕事に対して自ら何かをしたいという積極性は皆無であり、さらにこの事務所で古武だけ私服出勤という特別待遇を受けていた。

自分には向かうものには「部長の息子だぞ?職位を下げるぞ?」と脅迫を行い、自分に敵対するものを減らしていた。

 

「私やります」

そういって床に落ちた書類を拾い上げ、蜜が斎藤の代わりに明日のプレゼン資料を作成することになった。古武の愚痴を言いながら静かに切れる斎藤にとって、手伝ってくれる蜜は天使のように見えた。

「ありがとう蜜さん!!!!!」

 

そして古武は休憩中でもないのにトイレにこもりスマホゲームに熱中していた。どれくらいの時間ここにいたのかわからないが、何度か追加でスタミナを購入していた。

1時間ほどして一也がフラフラと戻ってきて、ドサッと自分の席についた。

 

ユカの裏切り

その瞬間、彼のPCからメッセージを受信した音がした。開くと一也の彼女のユカからのLINEが届いていた。

 

仕事お疲れさま!

これ見て癒やされてねー!

http:○○○○○○○○○.com

そしてURLをクリックした一也。

 

アン!アア!アン!アン!っはああ!!!

 

彼女のユカと他の男のハメ撮りをした動画が大音量で事務所中に響き渡る。しかもこの動画、バツボタンを押しても消えない仕様になっている。

「誰だー仕事中にエロ動画見てるやつ!」

 

事務所にいる全員が一也を見てクスクス笑いをこらえていた。

 

「くそっくそっ!消えねえ!」

 

手当たり次第にPCのバッテリーを引き抜く一也。誤って周りの社員のPCバッテリーを引き抜くもまったく気にしない。

 

「一也、お前暇そうだな。○○商事からのクレーム対応、行ってくれるな?」

 

そうして一也は一人、システムのクレーム対応に向かうことになり、職場から出ていった。

「くそっ!何で俺が行かなきゃいけないんだ!まずはユカだ!あの女許さねえ!」

そうして及びの企業に到着した一也。

 

復讐のはじまりはじまり

「古武様ですか?」

「はい・・・」

 

真っ黒なスーツに身を包んだ強面の男性が一也を待ち受けていた。一也を先導し、強引に押し込んだその部屋にはPCが2台と簡易トイレが置いてあるだけの簡素な部屋だった。

 

「簡易トイレの使い方はわかります?するときは監視カメラの死角でしてくださいね。」

「は?」

「オタクの会社のシステムのせいでこっちは仕事が進まねーんですよ。だから修正版が完成するまで帰れると思うな。」

そうして黒服は部屋のドアを閉じ、厳重に鍵を締め出ていった。

 

・・・

「捕まえたぞ蜜。こいつは創業者一族の名を語り有後に仕事を押し付けていたカス野郎だ。どうする?」

「・・・自分のしたことを反省するまで、そこに閉じ込めておきましょう。」

 

蜜は優吾との一緒にいた頃を思い出していた。

優吾はいつも会社から帰ってくるとその表情は暗く明らかに疲労が見えていた。大丈夫だよと口ではいっているものの滑舌がはっきりしない。

そして彼が風呂に入っている身近な間に橋本課長古武一也から何度も着信があり、蜜はこの二人の名前をよく覚えていた。

 

橋本課長と古武一也、この2人が優吾を殺した。

蜜の中ではこれは事実である。そして今、復讐を果たしたのである。監視カメラの向こうで一也は精神状態が崩壊し、口から泡を吹くほどに叫びちらしていた・・・

蜜と陽平の復讐はまだまだ二人目に過ぎなかった。次のターゲットは一体誰なのか・・・

 

第3話あらすじ ⇔ 第1話あらすじ

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