パワハラ上司を2人闇に葬った蜜と陽史

優吾に圧力をかけていた人物が次々に消えていく中

次にターゲットに選ばれたのは意外な人物だった・・・

糞女板橋かおる

「きゃあ!」

蜜の同僚の板橋かおるが会社に向け家を出ると、かおるの部屋の玄関前に生ゴミがばらまかれていた。1つ袋ではなくパンパンに詰まった4袋がそこにばらまかれていた。

 

「ひどくないですかー!キモチワルイですし!」

「心当たりはあるんですか?」

「それがまったく。だれにも恨まれることした記憶ないんです・・・蜜さん、こういう時どうしたらいいんですかー!」

 

「板橋!蜜さんは子守に来てるんじゃないんだぞ。グダグダ言ってないで警察呼べ。」

「なによ!世間話もさせてもらえないの!」

 

まわりではくすくす笑いが起きていた。

 

「何笑ってんのよ!」

「いや、斎藤さんらしくて・・・w」

板橋の隣の席の酒井も先ほどのやり取りを見て笑いをこらえていた。

 

必殺うるうるビーム

「私ね、仕事が忙しくて警察に電話する時間がないの・・・どうしたらいいかな?」

 

そうして上目遣いで酒井の目を見つめ、涙目になる板橋。もともと黙っていれば可愛い顔をしているかおるが、涙を浮かべ何かを期待している目を見ていると、ついついお願いを聞いてしまいそうになる。

 

「じゃ、じゃあ仕事手伝おうか?」

「やったー!」

「酒井!」

 

こうして橋本課長と古武一也が消えた職場は以前よりも平和な雰囲気が流れていた。前みたいに明らかなパワハラも減り、いちいち仕事が中断されることもなくなった。

平和な日々の中で蜜は一体何を思うのか・・・

 

生ゴミの犯人

「板橋かおるの部屋の前に生ゴミをぶちまけたときは心が傷んだぜ」

「あら、優吾も陽ちゃんもあの子には優しいのね」

「顔もかわいいし、あの顔で仕事頼まれたら断りづらそうだな」

「そうね。特に優吾みたいな優しい人はね・・・」

 

優吾が死ぬ3日前、初めて「仕事が辛い」と口にしたことを受けて、その日のうちに蜜はボイスレコーダーを購入し気づかれないように優吾のカバンに入れておいた。

そして毎日優吾がいない間に会社でのやり取りを聞いていた。

「・・・もう鈴木さん?」

「やべ!また寝てた?」

「完全に!また橋本課長にどやされるところでしたよ!体調管理も仕事のうちですよ?

・・・

「直前まで自分が疲れてることに気づかないなんて、優吾らしいな」

「違うわよ陽ちゃん。優吾はね、殺されたのよ」

 

そう言って蜜は復讐を心に誓った。体調管理も仕事のうち?誰が優吾を追い込んだのかわかっていないようね。それにあの子はいつもそう、自分では何もできないからってすぐひとに頼って面倒くさい仕事は全部おしつける。

それが優吾を殺したなんて少しも思っていないようね。そこがまた殺したいって思っちゃうところなんだけど。

・・・

そして今、板橋かおるの家に1件の宅配便が届く。

「夜分遅くにすみません。こちらにサインをお願いします。」

「はあ・・」

 

かおるは渡されたダンボールの送り主を見るも、送り主の住所も名前もすべてが空欄になっていた。何でこれでウチに届くの?と考えている間に配送業者の男は去っていってしまった。

そして部屋に戻り、数日前からいなくなってしまった飼い猫を探しながらダンボールを開封する・・・

 

ドサッ

「きゃあああああああああああ!」

 

かおるが見たダンボールの中身とは、薄めのビニール袋に小分けにされた赤黒い動物の臓器とみられるテカテカした物体と、その上に失踪中の飼い猫の写真が一枚添えられていた。

 

・・・

 

「ただのホルモンなんだけどな。嫌な復讐方法思いつくな、お前」

「そうね。明日また会社で慰めてあげなきゃね。」

そう話す陽史の手には、かおるの飼い猫の入ったケースが握られていた・・・

 

板橋かおるは命を奪うまでには至らなかったけれど、それでも家族の死を感じさせたという精神的にクる復讐を済ませた蜜だった。

板橋かおるで3人目。次に狙われるのは一体誰なのか・・・

 

第4話あらすじ ⇔ 第2話あらすじ

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