僕が僕であるために。

僕が僕であるために。ネタバレ

朝倉駿は高校2年生。7年ぶりに小学生まで過ごしていた街へと戻ってきた。転校初日、待ち合わせに来てくれたのは、駿の初恋の人「若槻紗奈」である。

久しぶりに顔をあわせると、紗奈が「本当に駿くん…だよね?」と聞いてくる。その質問に違和感を感じるが、7年前までかけていなかった眼鏡のせいかもしれないと気を取り直す駿。

 

 

お互いあまり変わっていないことに安心する二人。昔仲良くしていた6人の話などをしながら学校へ向かっていると、「紗奈」と呼ぶ声がする。振り返ると、そこには駿にそっくりな男子、藤崎歩が立っていた。

兄弟でも双子でもないのに、まるで鏡を見ているかのようにそっくりである。紗奈が本当かどうか疑うように駿を確認したのはこのせいだったのだ。

 

 

歩と紗奈は高一の時に知り合い、友達になったらしい。

自分の居場所はすでになくなっていたのだ、と落ち込む駿の気持ちを知らない紗奈は「昔と同じように仲良くしよう」という。

それに思わず「うん、そうだね」と答える駿ですが、本当は“絶対に嫌だ、変わるために、後悔しないために戻って来たんだ”と思っているのでした。

 

 

掲示板に貼られたクラス分けを見ている時、目にゴミが入ってしまい眼鏡を外していると、紗奈が駿のことを歩だと思って声をかけて来た。駿は否定することができず、歩の振りをしてしまう。

自分の気持ちをちゃんと口に出せないもどかしさを感じながらも、誤解を解かないまま、駿は紗奈の前を離れるのだった。

 

感想

軽いタッチで始まったかと思いきや、ズズンと重くなったり、またクスリと笑ったりと不思議な漫画です。

似てるよね〜とか似てるから会ってみて、と言われて実際対面しても、似てるなんてことはほとんどないですよね。それが本人同士びっくりするほど似てるっていうのは、かなりの衝撃だと思います。

 

 

駿くんはいろんな思いを抱えて迎えた新学期なんですが、その決意を揺らがせてしまうような出来事が起きます。

自分の本当の気持ちを伝えたくて戻って来たのに、自分がいるはずの場所に同じ顔をした、しかも自分なんかよりずっと「いいやつ」が大好きな子のそばにいるとは…。ショックですね。

 

 

駿くんがついてしまった「小さな嘘」が、歩くんとの入れ替わりごっこになっていきます。歩くんのふりをすることで、少しづつ自分の気持ちを人に伝えることができるようになっていく駿くんですが、このことを紗奈ちゃんに告げる日は来るのでしょうか

。それを知った時の紗奈ちゃんの反応は、駿くんの気持ちになると怖いですね。

結末が気になりますが、まだまだ連載中です。

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