最強の中二病作品『惡の華』の作中で出てくる佐伯奈々子。

春日と別れてからもまだまだ事件に関係してきます。

ネタバレを含むので注意してお読みください・・・

 

春日にとって佐伯菜々子とは

群馬県のとある中学に通う春日高男は、

クラスのマドンナ的存在である佐伯奈々子に思いを寄せている。

 

いつも本ばかり読んでいる地味な自分とは違って、

佐伯はいつも明るく、かわいいし勉強もできて完璧な人間なように見える。

そして自分が想いを寄せていることなど気づきもしないほど、

二人の溝は遠いのだろう、そう勝手に思い込んでいた春日。

 

実際作中では佐伯のことを「ミューズ(詩神)でファム・ファタル(運命の女)」と比喩しており、

佐伯のことを神格化しているほどに距離感を感じているのでしょう。

この例えからはどことなく陰キャ独特のキモさが出ていますが、

とにかく春日視点では、佐伯は遠い雲の上の存在だったのです。

 

そして佐伯の体操服を盗んでしまったあの日、

仲村に現場を目撃されてしまったあの日から、

佐伯との関係も徐々に変わり始めました。

 

 

仲村さんからの指令はどれもエキセントリックであり、

「佐伯さんとデートするときに盗んだ体操服を着ていけ」

「今日このデートが終わるまでに、佐伯さんとキスしな」

色々”まだ”したことない中学生には不可能なタスクばかりが課されていきます。

 

 

「佐伯さんの体にピッタリくっついた体操着、

佐伯さんの汗と匂いがたっぷり染み込んだ体操着

今春日くんの体にまとわりついてるんだよ」なんて言われてある種のトランス状態に入り、

そのまま流れで告白することになり、

まさかの「私で良かったら・・・」をいただく春日。

 

 

そして奇跡的に陰キャラ代表の春日と詩神である佐伯奈々子は付き合うことに。

次の日にクラスでも話題となり、早速お付き合いがバレる2人。

それでも春日としては詩神と歩けるだけで幸せだったのです。

 

 

背後から尾行している仲村さんの存在には気づきつつも、

その存在には決して気づかないふりをしながら歩きつづける春日。

 

 

翌日、図書室に呼び出された春日は中村さんに、

「佐伯さんがセックスしたがってるからしてやんな」

と衝撃的な事実?を聞かされます。

 

惡の華

 

そんなわけないだろ!と思うものの、

性欲MAXな童貞中学生にはこの事実は衝撃がでかすぎます。

やはり意識してしまうもんです。

そしてなんと、仲村と春日が面と向かって「せっくす」の話をしている横を、

佐伯が通りかかっていました。

そして仲村との関係を気にし始める佐伯。

 

 

そのことに気づきなからも実際の関係については説明できず、

結局仲村に翻弄され、この後もいくつも悪事を働きます。

深夜学校に忍び込んで、いつも使っている教室をめちゃくちゃにして

黒板に全ての真実を書き、インクを教室中にばらまき、

『惡の華』の絵を床に書き、その中心には佐伯の体操服を置いて。

 

 

これにより「また変態がきた!」と警察が動く事件へと発展し、

全校集会が開かれました。

 

 

それを横目に仲村と春日が反省会をしているところに佐伯が現れ、

「あれ、春日くんがやったの?惡の華の絵が描いてあったよ。

私の体操服も春日くんが盗んだの?」

「・・・別れよう」

「あれ、春日くんなんでしょ。でも別れない。

絶対別れないから!」

 

そして後日、

トイレに行くと仲村が1人でいたのでトークバトルを展開する佐伯。

 

 

「仲村さんは春日くんとどういう関係?」

「別に?ただ契約してるだけだよ、あの変態と」

「春日くんは変態じゃないよ!」

「どっからどう見ても変態だけどね。」

 

そして春日の気持ちが自分ではなく仲村に向いていると感じ、

仲村に強い劣等感を感じる佐伯。

そして弁解しない春日に、強いいらだちを感じ始めるのもこの頃です。

この気持をすっきりさせるため春日と直接話すため自宅に向かい、

しかし春日はこれを拒否したため、窓の外から叫ぶ。

 

「春日くんがなんであんなことしたのか私、分からないの!

体操服のことは、別に、嬉しいよ!

春日くんは私のこと思ってやったんでしょ?だったら私、嬉しいよ!

それよりも隠されてたほうが私、悲しかったの!

だから、明日は学校来て?」

 

 

そして佐伯は帰って行きました。

同時に1階から春日母からの呼び出しが。

 

 

「お前、何をしたの?この体操服、洗濯機に投げてあったけど。

全部高男がやったの?全部?」

 

惡の華

もう家にはいられない、

そう感じたか春日は家を飛び出しいつもの河原へ。

そして仲村と合流し、自転車で山を越え違う街へ逃げることを決意。

しかし山を超えるための国道は想像以上に急斜面であり、

自転車の二人乗りで超えるには不可能な傾斜でした。

雨が降ってきたこともあり、2人で休憩しているところに佐伯が現れる。

 

 

「帰ろう・・・春日くん。全部許すから・・・

一緒に帰ろう・・・?」

そして春日は佐伯とともに帰ろうとします。

 

 

それを見た仲村は春日に愛想を尽かし一人で山を越えようと1人で先に進みます。

それを見た春日は佐伯を突き放し、中村を追います。

 

 

仲村からすると春日は佐伯と生きていけばいい、

佐伯からすると春日は私と生きていけばいい、

しかし春日は佐伯が好きだが、仲村も友達として裏切れない、

どちらかを選ぶことはできない。

この優柔不断を目の当たりにした佐伯は愛想を尽かし、

「もういい」

 

 

ついに春日の気持ちを変えることを諦めた佐伯。

そして佐伯を探しに来た群馬県警が到着し、3人は補導されてしまいます。

佐伯は、口では「もういい」と言ってはいるものの、

そうはいっても諦めきれないのが実態です。

そして彼女の自分よりも春日のことを知っている仲村に劣等感を抱きつついます。

 

 

そして春日は決意します。

「もう僕は普通ではいられない、仲村さんに認められる変態にならなきゃ!」

そして普通の子が頑張って変態を演じる日々が続きます。

 

 

仲村の奇行についていくために必死で努力します。

水泳の授業があれば女子全員のパンツを盗んでみたり、

河原に秘密基地を作って悪巧みしてみたり。

普通の春日は必死で仲村についていこうとします。

 

そして秘密基地にはいっていく春日と仲村を見てしまった佐伯は、

この中で盗まれたパンツが飾ってあるのを発見し、

またしても仲村と春日の関係に対して強い憤りを感じます。

 

 

そして夏のある日、

春日宅に一本の電話が入ります。

「もしもし春日くん?河原で春日くんの大事なものが燃えてるよ?」

この声に聞き覚えのあった春日は、

慌てて河原に向かいます。

 

秘密基地はまだ燃えておらず、中にはいってみると、

佐伯さんが1人で座っていました。

「春日くん、私としよう?」

 

 

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そういって着ていたワンピースを脱ぎ、

白いスポーツブラと白いパンツだけの姿になる佐伯。

そして春日に迫る佐伯。

 

 

しかし春日はこれを拒否、

できないと言い張る春日を無視して舌を絡めてくる佐伯。

そしてついに、してしまった春日と佐伯。

この時の佐伯の心境はどういうもんだったんでしょうかね?

とにかく仲村に勝ちたい、そして春日の気持ちを取り戻したかったんでしょうね。

ここで佐伯の気持ちがわかっていれば、あんな事件はなかったのにね。

 

 

しかし春日は、

「仲村さんが好きだ」と吐き捨てその場を去りました。

そして仲村から電話が入り、「基地が燃えてる」事実を聞きました。

河原に着着、仲村と合流した春日、

そこに現れる佐伯。ワンピースの裾からは血が流れています。

 

 

「ねえねえ仲村さん。さっき私達しちゃった!

だからもう春日くんには仲村さんは必要ないの!」

あくまで仲村を敵視する佐伯を一笑に付し、

 

「どうでもいいよ、そんなの」

 

 

そして仲村を殴り、罵声を浴びせますが、

逆に仲村に抱きしめられてしまい、

これ以上文句が言えない様になってしまいました。

 

「なんで私は仲村さんじゃないの?」って悲しい言葉ですね。

春日が優柔不断なのが全て悪いと僕は思っています。

 

 

佐伯さんは純粋に春日とおつきあいがしたかっただけなのに、

仲村に操られているとは言え、本心を明かさない春日に悲しみを覚え、

そして自分よりも春日のことをよく知っている仲村に劣等感を感じる。

そんな中で佐伯は仲村よりも先に春日としたのでしょう。

 

 

なのに春日は「仲村さんが好きだ」なんて嘘までついて逃げる。

最低ですね。まさに全身皮被り人間ですね。クソムシですね。

人の気持ちがわからない人間に恋愛をする権利はありません。

こんなリアルクソムシ春日ですが、

この河原の秘密基地の放火事件に始まる数々の悪事が警察に露呈し、

夏休み中に埼玉県に引っ越すこととなりました。

 

 

そしてこの放火事件の真犯人である佐伯も、

元々評判の悪かった仲村も引っ越していきました。

ここまでが惡の華の中学生編です。

このあとの高校生編で、春日と佐伯は再会することになるのですが、

そのとき佐伯は彼氏を連れており、春日も女と一緒にいました。

 

 

佐伯の彼氏はどことなく春日に似ており、

春日の女も仲村さんに似てる、

どちらもあの時の経験を忘れてはいないということなのでしょうか?

 

 

この時春日が連れていた女:常磐文も春日の人生に大きく関わることになり、

佐伯と常磐との共通点、そして春日がそれをどう受け止めるのか、

中二病真っ最中の少年がどのような成長を遂げるのか、

それが『惡の華』の最大の見所とも言えます。

 

 

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