『竜の七国とみなしごのファナ』のネタバレと感想

卵からかえった謎の少女と竜人の2人の物語。

今は滅んだはずの人間が古代遺跡で卵からかえった?

内容のネタバレと感想を書いていきます!

『竜の七国とみなしごのファナ』のネタバレ

 

『古きヒト』

僕達の爺さんがそのまた爺さんが生まれる前の大昔、

その時代にいたヒトたち

彼らの技術と意志は、

僕達の生活に色濃く影響を残している

彼らが滅び存在を忘れられた頃

僕達竜人は『新しいヒト』を名乗るようになった。

彼らは完全に滅びた。

僕もそう教えられたし、そう思ってもいた。

そんなある日、

いつも通り遺跡を探検していた。

古きヒト、すなわち人類は既に滅亡しており、

彼らの残した遺物は大抵なんでも高値で買い手がつく。

だから我々『新しいヒト』はいつも古代遺跡を練り歩くのだ。

そしてぬいぐるみ、本など、

その日の戦利品だけでしばらく飯が食えるほどであった。

そして、1メートルほどの大きな卵がそこにあった。

ここまで大きな卵は見たことがない。。。

そう思っていると、まさかの卵にヒビが入り、

自分の目の前で卵から何かが孵化している瞬間に遭遇するなんて。

そして中から出てきたのは・・・

黒い髪に赤紫の目をしており体表は茶色。

手と足は竜人より細く、古きヒト・即ち人類に酷似していた。

てーでーす?こねほ?

「なんて?」

ふりーあ・・・

ふりーあ、と言ってその生き物は体を抑え震え始めた。

何を言っているのか理解することはできないけれども、

とにかく寒がっていることだけは分かる。

第一発見者である竜人は、持っていた着替えの服を取り出し、

ぶかぶかになりながらもそれに強引に着させることに。

そしておそらく悪いやつではないこの生き物を、

その場に放置して帰ることができなかった竜人は、

ひとまずリュックに隠して持ち帰ることに。

そしてたどり着いたのはツェダンの店、

本屋である。

「ツェダンさーん・・・

あり?

以内なら仕方ない、帰るねー!」

「おうおうおう、遅れておきながら勝手なことを言いやがる

おちおち奥で本も読めないったらありゃしねえ。」

そして知識人であるツェダンに先程の生き物を見せ、

しばしの間沈黙する。

「ニド、そいつは尾・角・鱗のどれかはあるか?」

「え、無かったよ」

「特徴が一致するのは・・・

こりゃ『古いヒト』の子供だぞ!」

はるか昔に滅びたはずの古きヒトの子供を拾ってしまった竜人ニド。

しかし書物に依ると古きヒトは卵では生まれない。

とすると、こいつは何なんだ?

古きヒトと竜人という二人の出会いは、

どのように世界の真理に関係していくのだろうか。

『竜の七国とみなしごのファナ』の感想

主人公が竜人であり人間ではありません。

最近は珍しい事でもありませんが、

人間以外が主人公の場合、視点も人間ではなくなるので、

我々のような人類の読者の視点との間に若干の距離が生まれます。

その距離感が”斬新さ”となって現れるので、

私は人間以外が主人公の作品も好きなんですけどね。

今回主人公の竜人・ニドは、

卵からかえったファナが『古きヒト』、つまり人類であると知り、

人間について調べていきます。

すると人類、哺乳類は「卵から孵らない」ということを知り、

ますますファナが何なのかわからなくなるシーンがあります。

ここがやはり、種族ごとの常識の差がでています。

竜人はおそらく爬虫類ですから、卵で生まれてくると考えられます。

「古きヒトは滅んでいる」ようなので、

古きヒトがどのように生まれるかは知らなくて当然です。

これが視点のずれです。

これがあるから面白いんですね(笑)

今後もどんなズレが生まれるのか期待して読んでます!

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