『オークは望まない』ネタバレと感想

 

オークと魔女の少女という、人間から忌み嫌われる同士の物語。

ある日魔女の村が襲われているところに通りがかったオーク。

たまたま助けた少女とどう関わっていくのか。ネタバレと感想を書いていきます!

 

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『オークは望まない』のネタバレ

 

どこかの世界、どこかの国、どこかの軍隊が、

ある日突然どこかの村を襲いにかかっていました。

大人は当然、子供に至るまで殲滅作戦を開始していました。

 

村の人間が10人を切ったころ、

とある家から少女が引っ張り出されていました。

そしてたまたま通りかかったオークが一人。

 

「おいいたぞ!こんなところに隠れていやがった!

さっさと出てこい!」

「ほんとにこんな子供なのか?」

「とにかく殺せという命令だぞ」

 

そしてオークに気づいた少女と二人の兵士。

オークに関わると怪我をすると考えたこと、

そして本当にこの少女を殺すべきか確信が持てなかったことにより、

兵士は一旦その場を離れ、上官に報告に行きました。

 

結果的に少女は連行されることもなく殺されることもなく、

形的にはオークが少女を助けた形になりました。

 

しかしオークは少女に背を向け立ち去ろうとします。

そして少女は立ち上がり、オークの腕を掴みました。

 

「なんだ」

「連れてって」

 

・・・

 

「かえれ」

「やだ。帰るところなんてないもん」

「かえれ!オークにんげんくう!」

 

「食べてもいいよ・・・・

あ、でも今はまだ食べるところあんまりないかもだから。

もうちょっと育ってからのほうが・・」

 

そして突然少女に向かって突進してくるオーク。

「食べられる・・」

一瞬覚悟を決め、目を閉じた少女。

 

ドスッ

 

そして目を開けると、

オークの背中にボウガンの矢が2本刺さっていました。

オークがいなければこの矢は少女を貫いていたでしょう。

 

そしてオークは少女を抱え走り出します。

どこに向かうのかは少女にはわからない、

でもなぜだか「怖い」という気持ちはありませんでした。

 

そしてオークの方に抱えられながら、

少女はオークの頭を狙うボウガンに気づき、一瞬そのボウガンを見ると、

ボウガンが発火し、兵士はボウガンを落としてしまいました。

 

・・・

 

「隊長!」

「逃がすな!あれは、炎使いの魔女だ」

「大迷宮に逃げ込まれちまった

これ以上の追跡は無理だぞ」

 

・・・

 

オークは少女を抱えたまま、

大きな洞窟に入り、迷うことなくどんどん奥に進んでいきます。

この洞窟は”大迷宮”と呼ばれ、

構造がかなり入り組んでおり、どこまで続くのか人間にはわかりません。

 

そしてオークに言われるがままに着いていくと、

岩の隙間より這い出ると・・・

外に出ました。

 

洞窟の奥のはずなのに、

森があったり空が明るかったり、

先ほどまで見ていた外の世界と同じ光景でした。

 

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』でもありましたが、

ダンジョンの途中に休憩できる場所がありましたが、

あれと似た場所と考えていただければ結構です。

 

「外に、出た・・・?」

「そとちがう。ダンジョンのなか。」

「これ、ぬく、たのむ」

 

そう言ってオークは背中に刺さった2本の矢を指差しました。

言われるがまま矢を引き抜く少女。

 

「ぐわっ」

「い、痛かった?大丈夫?」

「へいきだ。おまえならしぬ。おれしなない。」

 

「あいつらなぜおまえころす?

まちなぜもえた?」

「・・・」

「まあいい、ここおれのいえ

にんげんくるできない」

「でも・・・」

 

「ダンジョンのそとにでるかんたん

あなからひかりめざしてすすむ

わかったな、にげるなよ」

「う、うん。ありがとう助けてくれて。」

「たすけたちがう、そだててくう」

 

「いいよ、どのくらい大きくなったら?」

「にんげんは18さいぐらいがうまいときく」

「じゃああと10年生きられるね!」

「10ねんいすわるつもりか・・・」

「他に行くとこないもの」

 

「わたしリーナ。リーナ・コンティオラよ。あなたは?」

「ヴァルダヴァ・・・?」

「よろしくねヴァル。それで私の寝床はどこ?」

「・・・」

 

こうしてダンジョンの奥地で芽生えた友情。

オークと魔女の不思議な関係は始まったのです。

 

『オークは望まない』の感想

基本的にオークというとボス○ロールのような凶悪な魔物をイメージしがちですが、

『オークは望まない』のオークはいいやつです。

uploaded

https://gamy.jp/dqmsl/%E3%80%90DQMSL%E3%80%91%E3%8…より引用

 

自分の街を人間に焼かれた過去を持つヴァルダヴァですが、

リーナの出自を知りつつもリーナを避けることもせず、

人間から迫害を受けていることを知り、

「人間のみんなが悪いやつではない」と考えるようになります。

 

始めのうちは「そだててくう」と脅すことも多かったですが、

物語が進むに連れて、リーナに対しての感情が変化していきます。

単なる”食事”から”かわいい妹”へと変化していきます。

 

なにかある度に「おまえくう」といいつつも、

実際には何度もリーナを助けていくという、

最強のツンデレ種族オークの物語です。

 

主人公が人間以外の種族の場合、

視点も人間以外の視点になるので、

いかに人間が劣悪な種族なのかが明らかですよね。

 

『竜の七国とみなしごのファナ』でも竜人が主人公ですので、

卵から生まれた人間を人間と認識できなかったり、

竜人ならではの視点だと思います。

 

人間以外の種族から人間がどのように見えているのか、

それを知る術は漫画を読むしかありません。

普段得ることのできない視点ですのでぜひ読んでみてください。

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