『あかいろ交差点』のネタバレと感想

運命の赤い糸が見える少女・大原たまきと赤い糸がつながってる蒔田恵太。

出会いからずっと険悪な2人ですが、どこまで運命に抗えるか・・・

ネタバレと感想を書いていきます!

 

『あかいろ交差点』のネタバレ

 

高校の入学式の日、早速事件は起きた。

全くあったこともなければ見たこともない女子生徒、

おそらく自分と同じ一年生であるその少女に、

 

「あなた、今後一切私に話しかけないで」

 

目を見ながらそう言われてしまった男子生徒・蒔田恵太。

そういった女子生徒は大原たまき。

 

高校生の多感な時期に女子からここまで言われると、

男性としては転校したくなるほどの絶望感を感じるものです。

大原たまきにここまでボロクソに言われる理由がわからない恵太は、

親友のつかちゃんに相談することに。

 

「つ、つかちゃああああああああんっ」

「うわ、何だよ気持ち悪い、寄んな」

「大原たまき!」

「『大原たまき』って誰だっけ?」

「ほんとに他人に興味ないな!

去年散々相談したじゃんか!」

 

・・・

 

初めて大原たまきに罵倒されたあの日からはや一年が経ち、

この日は高校2年生に上がる始業式、

そしてクラス割を見ると、

あの大原たまきと同じクラスになってしまった蒔田恵太。

 

そもそもろくに話したこともないのに、

なんでここまで嫌われなければいけないのだろうか、

イラッとするところでもあるけども、

それでもまずはその理由が知りたい恵太。

 

つかちゃんも恵太をめんどくさがり、

ろくに話を聞いてくれないままとりあえず教室に移動する恵太。

そして新しいクラスのドアを開けた時、

ドアの向こうに立っていたのは、

大原たまきでした。

 

偶然とはいえ出くわしてしまった天敵同士、

そして先にボディブローを決めたのは大原たまきでした。

 

「邪魔なんだけど」

 

そういう大原たまきの表情は、

誰かを心から嫌い、と言ったニュアンスを含んでいました。

 

無言で大原たまき様のために道を開ける恵太、

「相変わらずだな」と後ろ姿を見送る恵太ですが、

やはりここまで嫌われてしまった理由がわからない。

このもやもやが始まったのはやはり去年の入学式だ。

 

・・・

 

入学式から遅刻していた蒔田恵太は、

小走りに体育館に向かってはいるものの、

体育館の場所がわからない。

迷っていると、前方に一人の女子生徒を発見し声をかけることに。

 

「すみませーん。

入学式やる体育館ってどこで・・・わ!」

 

突如突風が吹き、

女子生徒が持っていたプリントが恵太の方に飛んできたので、

それをキャッチして女子生徒に返す。

 

「セーフ!はい!土がつかなくてよかった!

君も新入生?もしよかったら一緒に・・・」

 

体育館まで行かない?そう言い終わる前に、

女子生徒は恵太を思いっきり両手で押し出し、

「最悪ボソ・・・今後一切私に話しかけないで」

 

・・・

 

これが大原たまきとの初対面でした。

高1の時は大原たまきは9組、恵太は1組でしたので、

そこまで深く関わることもないと思っていました。

 

しかしなぜだか分からないが、

やたらこの2人は各所各所で一緒になることがありました。

委員会や居残り、体育祭など、なぜか一緒になる事が多く、

その度に大原たまきの殺人的な視線に耐えてきました。

 

とは言えクラスが違うのでそこまで話す機会も多くなかったのですが、

高校2年に上がり、なんと同じクラスになってしまった2人。

何か目に見えない力が働いているような気がする・・・

 

 

 

大原たまきが恵太を敵視する理由

 

やはりこのままでは嫌だ、

せめて何かしてしまっていたのであれば謝りたいし、

理由がわからないまま嫌われるのは気持ち悪くて嫌だ。

 

そう思う気持ちが強くなった恵太は、

この日担任の岩ちゃんの勅命により、

学年全員分の書類を作る係に任命されました。

 

「こんなの一人で終わるわけねーじゃん!」

 

そうぼやく恵太の元にすべての元凶である岩ちゃんが現れる。

 

「蒔田~助っ人連れてきたぞー

大原、入っていいぞー」

 

そう言って岩ちゃんの背後からひょこっと出てきたのは、

宿敵大原たまきでした。

 

「え、ちょ、岩ちゃん?岩ちゃん?」

 

時既に遅し、岩ちゃんはもうどこかへ行ってしまっていました。

そして無言で書類を作り始める大原たまき。

 

「あの・・」

「話しかけないで。黙って手を動かして。」

「はい・・・」

数時間後

 

終わったああああ!

大原たまきの助けもあり、書類作りを終わらせた恵太。

「大原さんが手伝ってくれたおかげだよ

ほんと助かったよー!」

 

無視して教室を出て行く大原さん。

そして一直線に昇降口に向かう大原さんを追い、

横並びになり一緒に帰る形となった恵太。

 

「すっかり遅くなっちゃったね

明日岩ちゃんに文句言ってやろうぜ。

それにしても大原さん手際が良いよね。

資料整理慣れてんの?

・・・えっと家はどっち方面?

遅いし送るよ、俺。」

「調子に乗らないで」

「手伝ったんじゃなくて頼まれたからやったの。

同じクラスになったのはもうどうしようもないけど。

私は、今後もあなたと話す気はないから」

 

その場を立ち去ろうとする大原たまきの前に呆然とする恵太ですが、

「今を逃したら最後」と腹をくくり、大原の手をつかむ。

 

「大原さん、嫌なやつじゃないんだもん

めちゃくちゃ怖いけど・・・」

 

「そんなに嫌ならなおさら早く帰ればよかったじゃん。

俺なんか放っておけばよかったじゃん。

そんなんだから気になるんだ。

なんで俺のこと嫌いなのかって。」

 

「俺たち、あの時が初対面で、

いきなり怒鳴られてわけわかんなくて

俺よく能天気って言われるから気づかないうちに何かしてたら謝るよ、

でも意味分かんないうちに避けられるのは、

正直こたえる。」

 

「俺のこと、嫌いでもいいんだ。

でも理由、教えてよ。」

 

「あなたが嫌いとか、悪いとか、

そういうんじゃ・・・ないわよ。」

「じゃ、じゃあなんで俺にだけあんな態度なんだよ!

ますますわけわかんねえ!」

「あなたに関係ないでしょ。」

「あるだろ!本人だから!」

「しつこいわよ!手を離して!」

「納得できる答えもらうまで離さない!」

 

・・・

 

「どうせ、信じないくせに」

「?」

あなたには関係ない話よ

 

この言葉を聞いて、

温厚な恵太もさすがに堪忍袋の緒が切れました。

 

「あのさあ、いい加減にしろよ!

何隠してんだか知らないけどもったいぶんなよ!」

「うるっさいな、私が一番信じたくないんだってば」

「だから!何!言ってくんなきゃわかんねーだろ!」

 

 

信じるかどうかは俺が決める!

 

ちゃんと全部言いたいこと言えた・・・

そんなことを思いながら息を切らす恵太。

そして、突然手を振り上げる大原たまき。

すると恵太の左手が何かに釣り上げられたように反応する。

 

「つながってるのよ・・・

私と蒔田くん、赤い糸でつながってるの!」

 

そう言って顔を赤らめる大原たまき。

 

あの時と似て、けれど違う。

真っ赤な夕日の中で、染まっていくのは・・・

そうです、大原たまきには赤い糸が見えるのです。

“運命の赤い糸”というアレです。

アレが実際に見えてしまうという特殊能力を持った少女なんです。

 

昔から赤い糸で結ばれている人をたくさん見てきて、

その多くが付き合ったり結婚したりするのを見てきました。

自分には糸がついていないので結婚できないと思っていました。

 

しかし大原たまきは蒔田恵太と赤い糸で結ばれている事に気づき、

自分の運命が決められているような感覚に陥り、

この赤い糸に対して反感を覚えるようになるのです。

そしてつながっている張本人である恵太を避けていたのです。

 

「好きになっちゃうかもしれないでしょ!」

もちろんこれも原因の一つのようですね。

 

恵太を好きになってしまったらそれこそ赤い糸の思うツボですからね。

ですから恵太を好きにならないことが、

そのまま運命に抗うことになると考え、

ずっと嫌われるような態度を取ってきたわけですね。

 

そして赤い糸の話を恵太に伝えた大原たまきは、

その後恵太と「お互い絶対好きにならない」という約束で、

ついに友だちになります。

 

しかし赤い糸の運命の力を前に、

人間がどこまで抗えるのか・・・

 

運命と人間の力がぶつかる新しいラブコメ漫画です。

『あかいろ交差点』、おそらくそのうちにアニメ化するレベルですので、

今から知っておくと後で大きい顔ができますよ!(笑)

 

 

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