『ノー・ガンズ・ライフ』ネタバレ

 

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あちらこちらに不穏な火種を残しながら大戦が終わり、特需で巨大化したベリューレン社のビルの影が落ちる町。

 

大戦では英雄だった身体に機械的な改造を施した者、拡張者(エクステンド)たちも、今は政府の管理下に置かれ、非拡張者との確執は拡がるばかり。

 

様々な身体拡張の中でも異彩を放つ過剰拡張者「銃頭」の乾十三は、そんな町で拡張者に関わる問題を処理する稼業を生業にしている。

 

なりゆきで鉄郎という少年を救ってから、十三はベリューレン社の影にある様々な陰謀とトラブルに巻き込まれることになる。

 

 

『ノー・ガンズ・ライフ』感想

 

強く、優しく、硬派で、ちょっとお茶目。愁いを帯びた大戦の英雄で、頭が銃!

今現在、マンガで最もカッコいい主人公は『ノー・ガンズ・ライフ』の乾十三です(断言)

 

「酒と女は男を狂わせる 俺はこいつで十分さ」と煙草をくゆらせ、「依頼と依頼人は必ず守る」と絶対絶命のピンチにも屈しない。仕方ねえなぁと頭を掻きながら、弱い者は見捨てない。少し昔っぽい硬派ヒーローの姿ですが、これが本当にカッコいい。

 

しかも頭が銃の形! というのは一度見てみないとピンとこないかもしれませんが、画面の中で動くとこんなにカッコよくてチャーミングなのかと驚くと思います。

 

画面はやや「うるさい」感じですが、絵の力がとても大きい。モブの一人一人にも興味深い「身体拡張」が施されており、眺めるだけでもSF心をくすぐられます。

 

独特で歪な「身体拡張」という概念は『攻殻機動隊』や『銃夢』などに近い雰囲気を感じますが、カラスマタスクの硬質なアートワークとセンスで、今まで見たことのない世界観が現出しています。

 

帯には内藤泰弘(トライガン、血界戦線)が「描きたいと夢想する漫画」と評価しています。そういった世界観が読みたい人なら迷わず手に取って間違いなし。

 

主人公の乾十三以外にも、周囲を固める脇役たちもとても魅力的です。

 

複雑な背景を持って追われ、十三に助けを求めるもう一人の主人公、鉄郎や、ちょっとガサツでかわいい技師のメアリー。おかまの家主、とぼけた床屋、十三と因縁浅からぬ敵味方の数々と多種多様。

 

謎めいた超巨大企業、続発する拡張者の犯罪、自らの過去と業。次から次へやってくる厄介事の数々を、持ち前のタフネスと勇気で立ち向かう主人公が(繰り返しになりますが)本当にカッコいいのです。

 

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