代々”呪箱”の祓師の家系である御池家の若い天才・御池彌世

彼女は複雑な手順を踏むことなく箱を祓うことができるほどの霊力を持つ

そんなある日、彼女の家に保管されている巨大な呪箱に気づいてしまった彌世

中から出てきた意外な人物のせいで彌世の人生は着実に狂い始めたのであった。

 

 

人妻

 

ネタバレもありますので先に試し読みをしたい方はこちら。

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青キ緑ノ箱のネタバレ

 

御池彌世はどこにでもいる女子高生とは少し違う

普通の人間にはない力を持っていたのである。

彼女は今、新幹線に乗り御池家の本家へと向かっていた。

 

 

 

そして本家に着くと早速巫女服のような仰々しい服を着せられた上、

数十人の大人が見守る中、本家の長の前へと向かう。

長は宮司のような服装をしているが、それとは少し違う。

それでも何かの儀式をしていることだけは誰の目にも明らかであった。

 

 

 

「それでは御池彌世、これへ。」

「・・・・はい。」

そして長が取り出したのは直径20センチほどの小さな木箱であった。

 

 

 

「これより祓いの儀を始める。呪物調伏の継承を行うもの

継承の証として、この呪箱を浄化してもらう。お前の力を皆に見せてみよ。」

 

 

 

大勢の大人が見守る中、彌世はその箱の上に手をかざし、

目を閉じ意識を集中した・・・・

 

 

 

すると突然箱がカタカタと揺れだし、

箱に巻かれていた黒いひもがひとりでに引きちぎれ、

ついには箱の原型がないほどにバラバラになってしまった。

 

 

 

「触れただけで呪箱が割れた・・・!」

「祓えている・・・文句なしの力だ。」

 

 

 

この一件を持って彌世は御池家の跡取りとして正式に迎えられ、

一族きっての力の持ち主としてその名を轟かせたのであった。

彌世はこの儀式のためだけにわざわざ新幹線でやってきたのであった。

 

 

 

「はあーーー!疲れた!!!!

呪箱一つのために新幹線でここまで来てさー!」

「一生に一度の儀式なんだから仕方がないだろう。」

 

 

 

「そうだけどさ-!!!」

「これでお前も一人前になったんだからもっと喜べよ。

帰りの荷物をまとめておくんだぞ。」

 

 

 

先ほどの長に呼び出される彌世の叔父。

「わかっているだろうが引き続き蔵の見張りを・・・

彌世も近づけてはならぬぞ・・・」

「分かってる・・・あの箱は誰にも祓えないのだ。」

 

 

 

・・・・

 

 

 

そして東京に戻ってきた彌世は自室へ直行しベッドにダイブ。

長旅ということもあり疲労もなかなか大変な事になっていた。

今すぐにでも寝ようと思った彼女であったが、

窓の外から彌世の愛してやまない猫の鳴き声が聞こえてきた。

 

 

 

一度鳴き声を聞くとその姿を確認しなければいけない性分であるので、

外に出て猫の肉球を触るため猫を追う彌世。

猫は御池家の敷地内の端に古くから存在する蔵に向かって走っていった。

 

 

 

猫に導かれるままに蔵にたどり着いた彌世は、

この蔵に「大きな呪箱がある」という話を思い出した。

好奇心からその箱を見てみたくなった彌世が蔵に入ろうとすると、

何者かによって強力な結界が張られており、中に入ることはできなかった。

 

 

 

「結構強い結界ね・・・じゃあ私も本気で行くわよ!」

 

 

 

そして彌世は指先に力を込め、意識を集中し内なるエネルギーを放出した。

すると結界はバキンと音を立てながら崩壊し、彌世は自身の力を確かめていた。

昔から蔵に入るなときつく言われていたので、

蔵の中に入ったのは彌世の人生の中でも初めての経験であった。

 

 

 

そして「大きな箱」は意外にもすぐに見つけることができた。

先ほど彌世が祓った呪箱とは比べ物にならない大きさの呪箱がそこにあった。

彌世が祓えるのかどうか、彌世にはわからなかった。

 

 

 

しかし一族一の腕前と評された自分の霊力を確かめたい気持ちもあり、

彌世の手は次第にその箱へと伸びていった。

そして箱の上に手をかざすと・・・・

 

 

 

ブツ・・・

 

 

 

箱に巻かれていた黒いひもがまたしてもひとりでに千切れた。

そして突然、箱のフタが開き中から紺の学ランを来た少年が現れた。

「君は・・・誰?」

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