おとぎ話バトルロワイヤル

毎日陰湿ないじめに耐える女子高生・国仲若葉

彼女はこの世界に存在価値が見出せず、日々思う・・・

「アリスに会いたい・・・」

ひょんなことからそんな妄想がかなった彼女が見たものとは・・・

 

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おとぎ話の国のアリス

 

都内にあるごく普通の高校に通う少女・国仲若葉15歳

どこにでもいる平凡な彼女が通う高校には、

どこにでもあるようないじめが毎日のように繰り広げられていた。

悲しいことにその標的は彼女・国仲青葉であった。

 

 

 

彼女の容姿は決して悪い方ではなく、

少し性格が暗いことを除けばむしろかなり良い方といえる。

だからこそ彼女はいじめの標的に選ばれてしまったのかもしれない。

しかし、今となっては原因などはどうでもいい。

若葉はこの状況にもある程度慣れを感じるほどになっていた。

 

 

 

とはいえ、もちろん当然ながらこの状況を楽しんでいるわけではない。

クラスメイトからは、「テストで10点を取れ」と命令され、

担任に呼び出され、この点の悪さの原因を聞かれていた。

 

 

 

「また悪い点取れって命令されたか?」

「まあ・・・0点だと不自然だから10点位にしとけって・・・」

「ブフッ!まあそうか・・・今度あいつらにも言っとくから」

 

 

 

担任も若葉に対するクラスメイトの態度を知りつつも放置している。

若葉は頼る相手がいないことを感じ取り、自然とこの世界に価値を見いだせなくなっていた。

こんな腐った世界で彼女が考えていること・・・

 

 

 

「アリスに会いたい・・・」

 

 

 

昔から若葉はふしぎの国のアリスの物語が好きだった。

自然と現実逃避とも取れる妄想にふけるようになっていた。

かなり末期症状とも言えるこの状況ではあるが、

若葉にとってはアリスのことを考える瞬間こそが唯一の癒やしの時間であったのだ。

 

 

 

そしてこんな世界でも若葉には夢があった。

それは絵本作家になること。自身の辛い経験を踏まえて同じ境遇の人間を救いたい、

そんな理由があったのかどうか若葉にすらわからない。

とにかくアリスに少しでも近づくことが若葉にとっての救いであったのだ。

 

 

 

そして絵本コンクールの締め切りを明日に控え、

自作の絵本の最後の確認をするべく、原稿を取りに教室に戻る若葉。

 

 

 

・・・

 

 

 

「・・・そして少女は平和に暮らしましたとさ・・・だってwww」

「国仲wwwまじうけるwwww」

 

 

 

そこには若葉の原稿を読んでいるクラスの女子3人がいた。

若葉へのいじめの主犯の3人である。この瞬間若葉は次の瞬間に何が起こるか悟った。

 

 

 

ビリリリリリリ

 

 

 

「落選でーすwwwww」

 

 

 

血の滲むような作業の結果作り上げた若葉の原稿は、

その苦労をかけらも知らないクラスメイトにより破かれてしまった。

「泣くな・・・こんな時アリスだったら・・・」

 

 

 

そして破られた原稿を拾い集める若葉。

無残な姿になった若葉の最高傑作の中に混じって一枚、見知らぬ紙切れがあった。

 

けいやくしょ

くになかわかばさま

あたえられるのぞみをひとつ

 

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けいやくしょ

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そう書かれた紙切れに若葉は見覚えがなかった。

もちろんこの3人によるものではないことは明らかだった。

気づかれないように拾い集め、涙をこらえ自宅に戻る若葉。

 

 

 

絵本作家の卵がこの契約書とやらを不思議に思わない訳がない。

信じているわけではないが、若葉の望みを書いてみた。

 

 

 

「みんなと仲良くなりたい」

 

 

 

自分で書いたもののなんとなく虚しさを覚えた若葉。

やはりこの世界は自分にはあってないみたい・・・

いや、自分がこの世界にあってないのかもしれない・・・

必死でマイナス思考を押さえ込みながらアリスのことを考えながら布団に入る。

 

 

 

・・・

 

 

 

「国仲さん・・・ほんとうにごめんなさい・・・

大事な作品を破るなんて、今更謝っても許されることじゃないけど・・・」

 

 

 

若葉の作品を笑いながら破いた3人組が突如として謝ってきた。

一人は涙ぐみ、二人は半泣きになりながら若葉の目を見ている。

その瞳からは嘘を言っているようには見えなかった。

 

 

 

しかし、昨日までとまるで別人のような姿に若葉の心拍数は急上昇した。

昨日まではいじめを見て見ぬふりをしていた他のクラスメイトも皆若葉を見ている。

こんな時、なんて言えば良いんだろう・・・

 

 

 

“あの”絵本に費やした時間と思いを思い出し、

破かれた瞬間の気持ちも同時に思い出していた。

しかし、突然の出来事に、そして真剣な3人の態度に怒りは抑えられた。

 

 

 

「あ、あの・・・もういいです・・・

また書けばいいし・・・無理しなくていいですよ?」

「うわあああああんんんん国仲さんんんんんごめんねええええ!」

 

 

 

こうしていじめっ子と和解を済ませ、何故か仲良くなることができた若葉。

昨日の契約書が見られたのかな?クラス全体のドッキリだったら○のう・・・

そう考えつつ自宅に戻る若葉。

 

 

 

早速自室のゴミ箱にあるはずの契約書を探し出し広げてみる。

すると昨日と文面が変わっている!

 

 

 

けいやくかんりょう

 

 

 

そして契約書から若葉の手に向けて何やら黒いものが飛び出し、

その黒いものはすぐに若葉の全身を包み、一瞬意識を失った。

そして、次に若葉が目を開けた時、

見たこともない大自然の中にいた。

 

 

 

遠くには中世の城のようなものもそびえ立っており、

すぐ側には真赤なバラと白いバラが所狭しと咲き誇っている。

 

 

 

「ここは、アリスの世界・・・?」

 

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