まじめ系クズの日常

 

 

他人に迷惑はかけないけれど自ら善行を積むことは決してない

悪行をしないのはただ単に悪目立ちしたくないだけ・・・

決してまじめではない、まじめ系クズVSまじめVSクズの戦いが今始まる!

 

 

人妻

 

ネタバレもありますので先に試し読みをしたい方はこちら。

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まじめ系クズ

真島九澄は普通の高校に通う普通の高校生

教室ではこれといって目立っているわけではない。

これといった悪行もしないしこれといった善行もない。

 

 

 

彼は自分で自覚している・・・

「俺は、まじめ系クズだ」ということを・・・

 

 

 

教室の席は一番前。

しかしマジメだからではない。実は先生の一番の死角であることを知っているからだ。

教科書の芥○龍之介の肖像画に落書きし放題!

 

 

 

宿題を忘れたことはないし、基本遅刻も欠席もしない。

しかしマジメだからではない。悪目立ちしたくないだけである。

時折寝坊する時は、仮病を使い目立つことを避ける!

 

 

 

始業時間の1時間以上前の早朝から登校。

駅には長い階段があるので、女子高生のパンチラを拝めるからだ!

しかも朝早くであれば「パンチラを目撃した自分」を他人に見られることもないからだ!

 

 

 

全て計算のうちだ!最大限楽して最大の効果を得るため日夜奮闘している!

めんどさいことはしたくない!

努力せず、不快な思いをせず、マイペースに生きたい!

やはりオレは、まじめ系クズだ!

 

まじめ系クズの日常

 

徹底的にめんどくさいことはしたくない主義者である真島は、

他人に迷惑をかけることもないが、同時にも施しを与えることもない。

まったくもって無害な人物であった。果たして彼をまじめとクズのちょうど中間に位置する真島九澄。

彼はうまくいかないこの世界を、それでもうまく生きていく・・・

 

 

まじめ

 

朝からラッキーパンツを目撃した真島が教室に入ると、

そこにはすでにクラスメイトがいた。

 

 

 

「あ、真島くん!おはよう!」

 

 

 

このクラスメイトは真島が唯一劣等感を抱く少年・清川誠一。

彼は根っからのまじめで、真島とは違いクズ要素がない。

偽りの善を振りまく真島とはある意味対極に位置する存在であった。

 

 

 

「見ての通り宿題わすれちゃって!

昨日部活と生徒会で忙しくてさ!家だと集中できないからここでやってるんだ!」

 

 

 

ここで?こんな朝早くから?宿題をするために?

まじめか!

 

 

 

女子高生のパンチラを見るために、

そしてエロ大明神というあだ名を回避するために早起きする真島とは違う。

清川の理由は真島が耐えられるものではなかった。

 

 

 

あまり長時間話すと真島の精神が先に病んでしまう・・・

だまって宿題を見せてやろうとノートを取り出すも・・・

 

 

 

「あ、いや、いいって!

自分でやらなきゃ、意味ないだろ?」

 

 

 

この言葉を聞き真島は絶句した。

 

 

 

自分とは完全に違う世界の生き物であることを改めて実感し、

だまって机に突っ伏して寝ることにした。

清川に減らされた体力分は回復せねばならない・・・

 

まじめ系クズの日常

 

クズ

「おい!下駄箱買ってこいや!」

 

 

 

一人の太った生徒の机を蹴りながらとんでもない罵声を浴びせる。

クラス一の問題児・恐田京介。

 

 

 

昨今は不良も一般人化が進む中、彼は金髪オールバックにピアスというルックス。

モロにヤンキースタイルを貫くロックな精神を持つクズだ、

そう真島は考えていた。「恐田もこっち側だ・・・」と考えていた。

 

 

 

真島はいじめに加担するわけではないが助けるわけでもない。

いじめを受けている生徒に負担をかけるという意味では同罪である。

 

 

 

こういう時にまじめ系クズが取るべき行動は一つ。

机に突っ伏して深い眠りにつくこと。

 

 

 

止めに入って寿命を縮めることも得策ではないし、

仮に入ったところで恐田に勝てるはずがない。

身長190センチはあろうかという巨体に捻り潰されるのは目に見えている。

こういう時は静かに他の世界に意識を飛ばすのが最適だ・・・

 

 

 

そして真島は見てしまった。

自分の目の前に立っている一人の女子生徒が、

「真島が起きていることを知った」まさにその瞬間を!

 

 

 

・・・・まずい・・・

この状況は非常にまずい・・・

 

 

 

起きていることを悟られてしまったこの状況は、

助けに行かなければいけない義務感が生じる。

心なしか「なんで助けに行かないの?」的な視線を感じてしまう。

 

 

 

しかし真島が恐田に挑んでも勝つことはできない。

その以前に徹底して省エネを貫く真島はその行動を取ることができない。

クソッ・・・こんな時一体どうすれば・・・

 

 

 

「やめてやれよ!」

 

 

 

突如として清川がいじめを止めに入った。

その瞬間クラス中が清川に期待の視線を送った。

真島の目の前にいる女子生徒も清川を見ていた。

もちろん恐田と恐田の取り巻きも清川を一瞥した。

 

 

 

「ぉう清川。なんか用か?」

 

 

 

ありがとう清川・・・

お前のおかげでオレが助けに行かなくても良くなった・・・

俺の代わりに戦地へ赴いてくれてありがとう・・・

 

 

 

そして再度机に突っ伏そうとした真島が見たものとは、

真島の目を見つめる先ほどの女子生徒であった・・・

 

 

 

なあ清川・・・こんな時俺どうすれば楽できるの?

 

まじめ系クズの日常

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